2009年8月28日金曜日

ボサノバを聴く。

ゆうべはボサノバをやっているお知り合いバンドのライブを
みにいった。

ライブがはじまって、曲の合間にとなりに座るともだちに
ひそひそ話しかけた。
「ナニ語?ナニ語?」「あたしに聞くな」

ナニ語だかわからなくても聴いてて退屈しないのは
音の持つちからだな。と思った。

フルートのおねえさんが腰でリズムをしっかりとっている、
その姿には目をうばわれた。
プロとアマチュアの違いはリズム感だとよく言われるけど
この人たちはなんてリズムがいいんだろう。
ピアノのおねえさんもすごくうまい。

サンバっぽい感じのボサもあった。
だんだん気持ちよくなってきた~。

ステージの奥では、スティックとブラシを巧みに
持ち替えながら、やさしくテクニカルなドラムをみせるK氏。
3人の女性と1人の男性がつくる、worldwideな音楽の世界。

ボサノバはきっと、やってみたらすごく音楽的に難しくて、
でもすごく楽しいんじゃないかなと、さらさらと情熱的にうたう
ボーカリストをみながら思った。
あたしには、む、むり。

MCのなかで、ポルトガル語だとわかって、ともだちと二人して
あぁあぁとうなずいたが、あたしの頭の中には
クリスチャーノ・ロナウドしか浮かばなかった。

英語も2曲程あったらしいのだけど、なんだか英語には
思えなかった。

ライブのあとにK氏とボーカルさんと会えたので、
英語に聞こえないという話をしたら納得していて
どうも、ボサノバ特有のリズムとメロディのせいなのかも
しれないねと言ってた。
奥深いぞ、ボサノバ。

だれもミスらしいミスがひとつもなかったしすばらしかったよ
と言ったらK氏が「いや、ぼくやったよね、最後の最後」
と苦笑いしてた。やったよねって言われても、さっぱり
気づいてないんだけどな、こっちは。

ボサノバというのをライブで聴いたのは生まれてはじめてだったが、
想像以上におもしろかった。

それにボーカルさんが、とてもいい感じがした。
「第一声で好印象」なんて、めったにないよねぇ。
そのぶん強いアクみたいなのはないのかもしれないけど
ロックとかじゃないから、ボサノバだからいいのかもね。
そう考えたらこの印象はお得です。

とてもいい時間を過ごした。
また聴いてみたいと思った。

それにしても、地味なバンドだったな。(笑)

0 件のコメント: